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ページ遷移の概念が変わった

webデザインを紹介するサイトなんかを見ていると最近、
http://www.vml.com/
とか
[JS]ページ全体をダイナミックに横にスライドし、コンテンツを表示するスクリプト -PageSlide
とか
jQueryでスマフォ版Facebookライクなメニュー表現を実現する「PageSlide」
と行った様な主にタッチスクリーンデバイスで良く実装されているUIを見かける様になりました。

今までになかったインタフェースにインスパイアされたUIがPC向けのコンテンツでも実装される様になって来たという事だと思います。
それはデバイスの垣根が低くなって来たという事かもしれません。
いや、というよりデバイスの垣根をどうにかして低くしようとした結果このようなUIになっている様に思います。

そもそもデバイス(ディスプレイサイズ)の多様化が進んでいる昨今、単独のデバイスのディスプレイサイズを想定していは多くの人にコンテンツを届ける事が出来ません。
そういった状況の中では画面遷移に対する考え方を変えざるを得なかったのだと思います。

確かに一昔前でも何種類かのディスプレイサイズはあったでしょうが、まだそれぞれに対応したデザインを個別に作る事が可能な範囲だったのでは無いかと思います。
その時はディスプレイサイズという決まった「枠」にキッチリはまる様にデザインしていたと思います。
この決まった「枠」にはまる様に、それぞれ画面A、画面B、画面C…と作成して、
ページ遷移は画面Aを表示して次に画面Bを表示して画面Cを…と、それぞれの画面がぱらぱら漫画の様に繋がっていたイメージです。

しかし、今日ではスマートフォン(特にAndroid)の登場によって一気に種類があふれてしまいました。
「枠」の種類が増え、それぞれにきっちりはまるものを用意することが大変な作業になってしまいました。
そう言った状況では”ページをスライドさせる”というアニメーションがとても効果的に働くと思います。
画面A、画面B、画面C…と別々だったものの境目が曖昧になり一枚絵の様なイメージになったと思います。
そして今まで「枠」と見なされて来たものは、その一枚絵の一部を切り取る「窓」のような存在に変わったのだと思います。

これからは「枠」におさまらないデザインを可能にするUIを意識する必要があります。
そうすれば、これからのディスプレイという「窓」からは何かとてもワクワクする世界が見える様になるはずです。