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2012年、地上波放送打ち切りでもF1を楽しむには…

2012年のF1GPが開幕しましたね!
さっき決勝を見終えました。
結果はバトン、ヴェッテル、ハミルトンという代わり映えのしない表彰台でした。
でもレッドブルは予選の結果が悪かったので意外と言えば意外。
シューマッハとグロージャンが脱落しなければもっと面白かったろうに…。
最終ラップ面白かったですね笑
そう、そしてカムイ! 6位! 良かった! おめでとうございます!^^
と、まぁこんな感じで決勝は楽しみました。

決勝は楽しんだのですが、実はつい先日までどうやってF1観ようか悩んでましてね。
今年から地上波の放送がなくなったからです。
自宅ではBSを観る事が出来ないのでどうしようかと思ってました。
まぁ、どうしても観たかったら、誰かBSを観られる友達を見つけるとか、スポーツバーに行くとか方法は色々あるけど。

結局、今回は新宿歌舞伎町にあるスポーツバー『VIVA! SMAP』に行って来ましたよ。

店内はそんなに広くなくて入られるのは30名くらい。
雰囲気はレトロな感じで良い。
F1だけじゃなくてサッカーとか野球とかスポーツ全般スケジューリングされてるみたい。
料理は”安くはない”といったとろこ。
味はおいしいです。ポテトが揚げたてで凄く熱かったw
店員さんも気さくな感じで良かったので次回もまた行きたいなーと思える所でした。

今回は予約なしで行ってもギリギリ入れたのですが、普段予約なしだと入れないそうです。
来週は予約するか…。

そして、スポーツバーに行く方法以外にF1を楽しむ良い方法がもう1つ。
F1の公式サイトではLive Timingというレースの色々な情報をリアルタイムで出してくれるアプリがあります。(無料、要メンバー登録)
ラップタイムや順位、レース中の簡単な実況コメントを表示してくれて、想像力を働かせればこれでも結構楽しめます笑

で、自分は今日知ったのですが、このLive Timingのアプリ版を見つけました。
F1™ 2012 Timing App
(リンクはAndroidアプリ)
これがかなり出来がいい!
2000円超とちょっとお高いのですが(^_^;)
Android、iPhone、iPadそれぞれ対応してるみたいです。
ちょっとスクリーンショットとか張るの面倒(笑)なのでまずは無料版入れてみてください。
F1公式サイトのLive Timing同様ラップタイムや順位などの情報はもちろん、
それらを並べ替えて表示したり、ドライバーやチームの情報なども簡単に観られます。
あのドライバーどこのチームだっけ? とか気になった時は即解決です^^

そして一番のウリですが、コースマップの上をドライバーが走行している様に擬似的に表示してくれます。
ラップタイムだけでは解りづらかったドライバー間の差なんかが視覚的にパッと見で確認できて便利です。
そしてコースマップは観たい位置や角度などをグリグリ変えられます。
ドライバーを指定すればそのドライバーの走行にあわせて追随してくれます。これは凄い便利。
国際映像にじらされる事無く好きなドライバーのレース状況を追う事ができます。
どうしても放送を観られないって時にはこのアプリだけでも全然アリかも、と思える内容です^^

ま、放送観ながら、実際の映像とこのアプリを組み合わせて楽しむのが最強ですけどね。
来週のマレーシアGPも楽しみたいと思います^^

F1の楽しみ方

今年のF1は面白いですね。
個人的にはカムイ選手がどこまで順位を上げるかってことと、誰がヴェッテルを倒すかってことを楽しみにして観てます。

最近、『F1 戦略の方程式』って本を読みました。
ブリヂストンの浜島裕英さんが書かれた本です。
テレビでF1観戦していても度々そのお名前は耳にしますよね。
この本はタイヤエンジニアの視点からそれぞれのF1チームの特色や戦略、
レースの楽しみ方などを我々素人にも分かりやすく説明してくださった本です。
レーシングタイヤについての分かりやすい解説など技術的な事はもちろんですが、
今まで浜島さんが一緒にお仕事をされた方々の人間性や知られざる素顔を垣間見ることが出来て、
いちF1ファンとしてとても楽しめる内容でした。

特に第3章あたりはレースの楽しみ方が書いてあって、
たしかにこんな視点でレース観戦したらもっと面白いだろうなぁと思ったのでメモしておきます。
(※素人のメモなので間違ったこと書いてるかもしれませんけど…そのときは優しく指摘お願いします…。)

 

■基礎知識
F1の車の重量は約640kgで普通の乗用車と比べかなり軽いです。
そんな軽い車に積まれる燃料の重量は約150~180kgらしい。
ということは燃料の減りはタイムにすごく影響します。
燃料を10kg使うと1周約0.3秒速くなるそうです。

テレビでF1を観ているとよく「タイヤに優しいドライバー」という言葉を耳にします。
どんなドライバーがタイヤに優しいドライバーなのでしょうか。
タイヤはあるステアリング角まではグリップしてくれますが、ある角度を超えると急に滑ってしまいます。
タイヤは滑ると削れて消耗してしまいます。
ずっとグリップのピークの角度ギリギリで使用していればタイヤの消耗を極力抑えながら速く長く走れるということになります。
つまり、グリップのピークの角度でうまくコーナリングできているドライバーをタイヤに優しいドライバーと呼ぶそうです。

 

■レギュレーションに注目しよう
F1はサッカーや野球と同じくチームスポーツです。
ドライバーは1人で走っているのではなくて、レース中もメンバーと無線でやり取りしながら車を操作しています。
ただ、F1はサッカーや野球と違って毎年ルールが変ります。
これは安全上の理由とレースを面白くするためなどが大きな理由だそうです。
例えば2010年から燃料の給油が禁止されたのはレース中に発火してしまうのを防ぐためだそうです。
しかし、給油を禁止するとピットインしないでレースを終えるなんてこともあるかもしれません。
それだと、観てる我々はピットイン中のクルーの華麗な作業(時にはアクシデント笑)が観られなかったり、
ピットインすることによるレースの変動がなくなってしまうので面白くありません。
なので、1レース中は必ず2種類のタイヤを履かなくてはならないというルールを加えてピットインせざるを得ないルールにするんだそうです。

また、別の安全上の理由としては、車の速さを抑制するという狙いがあるようです。
F1の車は日々進化しているのであっという間に速くなってしまいます。
あまりに速くなると危険性が上がるため、ルール変更によって速さを抑制します。
速さを抑制するルールが施行されるとシーズン始めはラップタイムが落ちますが、徐々に挽回していきます。
制約があるとそれを解決しようと開発が進むからだそうです。
ルールの変更は研究開発の促進にも繋がっています。
これらの研究開発で培われた知識は一般車にフィードバックされます。
われわれ一般人にとっても決して無駄なことではありません。
実は、この車を遅くするルールを考える人と、速くするために開発をする人は同じ人が兼務しているそうです。
相反する2つの考えをするので別々の人がやった方がいいように思われますが、そこは超ハイレベルな技術的領域。
むやみに制約ばかり設けられても開発が出来なくなってしまうのかもしれません。
車のことを熟知している人にしか出来ないとても難しい按配があるのでしょう。
そんな人はそう多くは居ませんから、兼務することになるそうです。
まさに自らに課題を与え自ら解いていく…非常にストイックで素晴らしいですね。

F1のルールのことをレギュレーションと呼びますが、
技術的なルールであるテクニカルレギュレーションと、
競技的なルールであるスポーティングレギュレーションがあります。
スポーティングレギュレーションは安全上の問題があったり何か不都合あればすぐに改定されますが、
テクニカルレギュレーションは決められてから施行されるまで3年の期間があります。
これは各チームがそのレギュレーションにあった車を開発するためです。
今までF1を観戦していて不思議だったのが、
去年まではとても速かったチームが今年はがっくり順位を下げたり、逆に弱かったチームが急に優勝争いに加わってきたり…。
これはテクニカルレギュレーションの変更が大きな原因です。
速くなったチームはそのレギュレーションに合わせた車の開発がうまくいっているということ。
遅いチームはその逆です。

一般的に、レギュレーションの変更が大きいほど強い(お金と人材のある)チームが強くなるそうです。
開発には非常にお金と工数がかかりますから、
弱いチームでは現シーズンの車の開発にいっぱいいっぱいで、次シーズンのための開発に力を割けなくなるからです。
逆にレギュレーションにあまり変更がないシーズンは下克上のドラマが待っているかもしれません!

特にシーズン始めはレギュレーションの変更を要チェックですね!

 

■ラップタイムに注目しよう
ラップタイムこそ全てと言っても過言ではないくらいラップタイムからは色々なことが分かります。
ラップタイムはF1公式サイトのライブタイミングや、エフワン大学で見ることができます。

我々素人はテレビでF1観戦をしているとき、見た目の順位や派手さをみて、
このチームは強そうだとか、あのドライバーは今年はダメだな…とか判断してしまいがちです。
しかし、ラップタイムデータをきちんと読むと本当の実力が分かります。
一度のミスやたまたま周回遅れの車に引っかかってしまったりして順位が低かったとしても、
ラップタイム上では1位のドライバーより速く走っていたりするからです。
つまりそれは順位の低いチームでも実は作戦次第で優勝争いが出来るチームかもしれないということです。
この本では2011年のオーストラリアGPのラップタイムが例に挙げられていました。
このGPアロンソは結果5位だったのですが、実は後半はほぼトップのタイムで走っていたのです。
これは順位は5位だったが十分優勝争いできる実力がある、ということが分かります。
つまり次のレースの結果が占えるということです。

ラップタイムの推移を見ていくと急にタイムが落ちるポイントがあります。
これはタイヤの磨耗によるものです。
この兆候が見られるとそろそろピットインするということが分かります。
また、回数を重ねるたびに燃料は減っていき車体は軽くなりますから、ラップタイムの推移は全体的に右肩上がりになります。
しかし、綺麗に右肩上がりにできるのはしっかりタイヤをマネジメントし安定的な走りが出来るドライバーだけです。
この本では驚異的な安定さの例として2010年マレーシアGPのヴェッテルの例が挙げられていました。
ラップタイムがこの様に推移するドライバーは安定的なドライビングが出来る良いドライバーということになります。
また、チームとしてはラップタイムの推移が読みやすくなり作戦も立てやすくなるそうです。

そしてもっと詳細にラップタイムを見ていくと、ドライバー同士の駆け引きが分かるようになります。
一般的にレーシングコースは3つの区間に分けられています。
よく”セクター1″とかって聞くアレです。
中速だとか、ストレートが多く超高速だとか、それぞれに特徴があります。
例えばコーナーの多いセクターでタイムが遅かった場合、そこに車の弱点があるということが分かります。
他のチームはそのセクターで仕掛けてくるかもしれません。

また、最高速度にも注目です。
最初、最高速度が遅く、最後に最高速度が速かった場合、その車は燃料を軽くして走ったということが分かります。
逆に最高速度が変らずラップタイムが伸びている場合は何か良いセッティングを見つけたということになります。

リンクを貼った2つのサイトはとっても便利です。

 

■ファーストドライバーとセカンドドライバーの関係に注目しよう
一般的にファーストドライバーにはセオリー通りの戦略を適用し、セカンドドライバーには少し博打を打たせたり、未知の要素のデータをとるための戦略を適用するそうです。
例えば、ソフトタイヤは十分データが取れているが、ハードタイヤはよく分かっていなかったりする場合。
ファーストドライバーには十分データの取れているソフトタイヤを履かせてあらかじめ想定した戦略を適用するが、
セカンドドライバーには今後の戦略のためにハードタイヤを履かせてデータを取る、という具合です。
どちらがファーストでどちらがセカンドなのか、それぞれどんな車で走っているのかに注目すれば、
そのチームの今の状態をうかがうことが出来ますね。

 

他にも書ききれていないことがたくさんあるけど、今日はこの辺で…。
今週末はハンガリーGP!
新しいF1の”観方”を試したくてわくわくしますね!