VJ未経験者がvvvvを使って初めてライブで映像を流してみた話

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vvvv

今年の春くらいにvvvvというツールをTwitterで知りました。
非商用なら無料ということで早速ダウンロードして使ってみたんですが、まずそのインターフェースにびっくりです。
ビジュアルプログラミング系のツールを使ったことがなかったので初めてvvvvのパッチを開いた時は、いや~世の中には面白いことを考える人がいるんやな~と感心、感動。
そしてちゃんと設計されてきれいに描かれたパッチはそれ自体が設計書であり、美しいアートの様でありしかも実行すればワクワクするようなグラフィックが展開される。

スクリーンショット 2014-06-19 20.21.38

vvvvのサンプルパッチ(Basic Primitives Overview)

か、かっこいい、、、。

使い勝手がどうとかよりもまず先に見た目で魅了されました。
時期を同じくして音楽をやっている友達がライブをするというので是非バックで流す映像を作らせてもらえませんか? とお願いしてVJをやらせてもらえることに。

VJというとバンドやDJの様にステージに上がってノリノリでパフォーマンスする様なイメージがあります。
こう言ってしまうと逆に浅ましい気がするけれど敢えて言うと自分はそういう前に出るのは全くもって好きじゃない。
恥ずかしいし、緊張するしw
できることなら裏方仕事だけしていたい。
あらかじめ作っておいた映像を演奏開始とともに再生してあとは観てるだけ、とかがいい、汗

でも、やっぱそうもいかないんですね。
演奏のパートごとに映像を切り替えないと面白くないけど、生演奏だから切り替えのタイミングもその都度変わってしまうし、実際の演奏に合わせて拾った音の調整もしなきゃいけないし。
なので隠れるのは諦めて、なんとかやってみました笑

そんな感じでvvvvを使って初めてVJをやってみて難しかったところとか結構失敗もあったりしたのでその辺のノウハウを反省がてらメモしておこうかなと。

初めてのパッチ制作

vvvv自体の説明は公式にお任せします。

公式には割と丁寧なチュートリアルがあるのでまずはそれをやってみました。有難いことに日本語訳もあります。
最初はSpreadsとSliceがどんなものか理解するのに苦労しました。
まだまだ詳細まで理解できてはいませんが、なんとなく使いこなせるかなという感覚になるまでは結構な数のパッチを作った気がします。

次はvvvvをインストールするとついてくるサンプルパッチを手あたり次第眺めてパラメータを変える程度にいじってみました。
これはvvvvにはどんなノードがあるのかを知るにはとても参考になりました。

そして、今回一番お世話になったのがこの書籍です。

正直これが無かったらパッチ作れてませんね、汗
第一、vvvvを知ったきっかけもこの書籍が発売されるという情報からです。
本当に感謝です。
vvvvookを一通り熟読してチュートリアルよりももう少し詳細な基本操作とパッチ制作の考え方を学びました。

それにしても日本語のvvvvに関する情報が少なくて大変ですね!
検索してもブログとかもあまりヒットしないし。
ほんとにみんな使っているのかしら。。。

当日の様子、そのメイキング

90年代の曲という縛りで数組が出演するライブでした。
僕らがやった曲は「春 spring」と「夏祭り」の2曲。
いやー懐かしい。

最初、スクリーンを使わずにバンドメンバーに重なっても構わないのでステージ全体に映像を投影しようと思っていました。
しかし、ステージの壁が黒いのと演奏中はある程度照明が必要ということでイメージ通り映らず。。。結局普通にスクリーンを使うことに。
このあたりも経験が無いので思いどおり行きません;

VJ自体初めてということもあってどんな準備をするのが一般的なのか、何がベターなのか右も左もわかりませんでしたが、まぁ適当な映像を出力するパッチをいくつか書いて、それをつなげればいいかな? と考えました。
後は制作期間が実質1ヶ月も無かったので初めて使うツールだし、とにかくシンプルにでもvvvvの良さが発揮できそうなノードは出来るだけ使おうというコンセプトで作業をすすめました。

それでこんな感じで映像を切り替えるパッチが出来上がりました。
BangをクリックしてSwitchにつながったRendererを切り替えていきます。
後述しますが、結果的にこの方法はかなり不味かったなと反省。
「夏祭り」の後半で大失敗します。。。涙;

switch

春 spring

vvvvookを読んでいて是非使いたいなと思ったノードが2つくらいありました。
FFT関連のノードとKinect関連のノードです。

バンドの生音に反応させたいのでFFTはいろんなところで使えました。
本当はライン入力で音源をとった方がいいのでしょうが、やり方知らないし(笑)会場の設備的に難しそうだしでPCのマイクで拾った音に反応させるようしました。
だからなのかBeatDetectorの精度が悪かったので今回は使用するのをやめてあらかじめ設定したbmpでリズムをとるようにしました。
このあたりの機材にも詳しくなってもっと色んなことをやってみたいな。

「春 spring」ではFFTで判定した周波数を数十個Queueに詰めてそのスパンの平均を計算し、その平均値より高い値が来たら花を出すという処理を書きました。

average

なんでこんなことをやったかというと開発中と本番の音が違いすぎて単純な閾値の判定だけだとその場でパラメータの設定を行うのが難しそうだったからです。
絶妙に気持ちよく音に同期できたかといわれるとまだまだ改善の余地はありそうですが、なんとなく合っているようなそうでもないような感じまでは行けたんじゃないかと。本番のパラメータの調整も楽でした。

「春 spring」はサビでタンバリンが入るのでこの手の動きに合わせて何か出来たら面白いんじゃないかと思ったのでここでKinect関連のノードを使うことにしました。
ボーカルの方がタンバリンをたたく=両手が近づいたら花が出るように作ったのですが、本番はあまり上手くいってないみたい^^;
開発中やリハーサルではうまくいってたんですがセンサー物はやはりもっとじっくり調整しないと難しいのかなぁ。
Kinectを置いた位置がボーカルさんの横だったのでもっと正面からの方が骨格判定しやすかったかも。

夏祭り

夏祭りの方は基本FFTで判定した周波数の値を画像やジオメトリに反応させるだけの映像です。
ただ、春~と違うのは、春~は”いつもと違う値が来たらON”という0か1かの判定をしていたのですが、夏祭りの方は来た値によって球体の大きさをバランスよく変える必要があったので、そのあたりで工夫が必要でした。
FFTのGainの値を調整するのが一番手っ取り早そうでした。
Gainの値を変えれば、出力される各周波数の値を想定した値に近づけることができました。
本番直前のリハーサルの時の音で調整しておけばまぁ大丈夫だな、ということが今回わかってよかったです。

もう1つ夏祭りではボーカルの歌に合わせて歌詞を表示するということもチャレンジしました。
ここで前述した大失敗が起きるのですが…;

映像で言うと2:04あたりから始まる間奏。
ここで間違えてクリックを連打してしまい次の映像(歌詞)が表示されてしまいました…。
しかもすぐ戻せるようなパッチにしてない!!!

ライブ中は手元も暗いし焦るしでマウス操作で小さなBangの矩形をクリックするのが結構難しいんですねw
間奏中にパッチを修正しようかと思ったけど、もっと酷いことになりそうだったので諦めました。

キーボードの適当なキーに映像を割り当てておいて、
キーボード操作で映像を自由に切り替える感じにすればよかったのかも。。

未だにわからないところ。。。

基本操作は理解したつもりですがパッチを書いているとわからないところが頻繁に出てきます。

例えば、こういう処理はどう書けばいいのか?
とか。
サンプルパッチとかで線が薄いグレーになっているのはどういう意味なのか? またどうやったらそんな線種になるのか?
とか。
考えてもサンプルパッチを漁ってもぐぐってもすぐ解決できない事が多かったです。

また、実際にライブで映像を流すときのノウハウが無さすぎて、、、もっと経験が必要だと感じました。
機材が無いっていう問題もあるし。そもそも何使えばいいかもわからないw

VJやvvvvなどの映像系に詳しい友達もあまりいないので仲間がほしいですね^^;
てか、師匠がほしいw

7月後半にまたライブをやるかもしれません。
またがんばるで。

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2 Comments

  1. 返信
    yhy_jp 2014年7月16日

    はじめまして。vvvv 熱いですよね!
    僕もインスタ作品やVJやりたいと思っているので参考にさせてもらいます。
    日本で実用している人が少ない?ので僕も頑張ります。

    • 返信
      aoi 2014年7月16日

      はじめまして!
      コメントありがとうございます。
      vvvv面白いですね。
      ブログ拝見しました。チュートリアル動画いいですね! 私も参考にさせて頂きます^^

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